つくづく

今日は一人で目的なく過ごすことが目的な日でした(笑)

小さい頃に、やりたいなどとは一言もいっていないのに、5つもお稽古を掛け持ちさせられていたという、個人的にはプチ地獄な日々を味わっていたせいでしょうか。（ただ、わけはわからないけれどとにかくやるということへの耐性はここで培われた…とは思います。）
孤独よりも自由への渇望に苛まれる人間なので、リフレッシュの為には、人と一緒に遊ぶということも必要なのですが、こんな一人で当てもなく過ごす日もまた必要です。


こういう日の過ごし方は、2通りあり、全く外にでないで好きなことを自由気ままに選択して過ごすか、当てもなく外をうろうろするかのどちらかです。

今日は後者の気分でした。そして、喉の渇きに導かれ、喫茶店にはいることにしました。
本を片手に紅茶を啜り、あぁ、これはアールグレイね（アールグレイとセイロンぐらいしか知らない(笑)）…などと気取って呟きたくなるような…とにかく自分世界にどっぷり、ぞっぷりな時間をそこで過ごしました。

そのうち、ずっと座っていることに疲れてきました。そして、椅子から本当に何の気なしに、立ち上がりました。後先を考えず。

ひとりごとは呟いてはいませんでしたから、全く周りがみえていなかったというわけではないのですが、ここまでは確実にマイワールドに浸る気まんまんでした。気ままにゴーゴーだったわけです。

しかし、立ち上がって、その後、突然です。周りの目が一挙に気になりはじめました。自意識過剰モード、オンです。（ ちなみに両隣の席はうまっており、２ｍも離れていませんでした。）

いきなり、がばっ！と立って、すぐ座るっていうのはちょっとおかしい。
ここは伸びでもして…いや、それもおかしい。
そうだ！水でも取りに行ってごまかす・・・、いやコップにまだなみなみ残っている・・・、おかしい。

…と数秒のうちにざーっと考えた末、そうするつもりではなかったのにそそくさとバックに本をいれ、喫茶店を後にしました。

トイレにでもいけばよかった。

とにかく・・・。私が、自分でつくりあげた"普通"にがっちりと縛られているということを如実に実感しました。
ただ…でも、他人のことは白い目でみたくはないという・・・、そこが、また難しいところであって、実際なのです。