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広島の学生の日々は終わりました。今は高齢者の方々と関わる仕事をしています。それにしても、日々のツレヅレであることは、間違いありません。 
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書くことはたくさんあった一週間だったのに、
私の脳内機能がまったく停滞していました。
(最近言い訳から文章はじめることが大半な気が・・・気のせいですね、気のせい。)


さて、夏、といえば、海!海といえば、ビーチ!眩しい太陽、青い空、青い海!
ということで、行ってきました。倫理学研究室、夏の陣in瀬戸田。(追記:よくかんがえてみれば、inですよね。)

朝、8時5分集合!という、私には一物の不安を覚える集合時間でしたが、
前日に小学生の遠足並みにしっかり準備をしていたので、家を出る時間5分前起床でもぎりぎりセーフ。(乙女として、5分しか準備がかからないというのは恥ずべきことのような気もしなくはない・・・です。)

バス、電車、船と乗りついで、約一時間半で到着。レモンの産地、瀬戸田!
今回のメンバーは、M先生を筆頭とし、DのTさん、M1のO君、Kさん、3年生のMさん、2年生のN君、そして私。

まずは、予定通り、平山郁夫美術館へ。照りつける日光も、どこかしら、そわそわ。
忘れていたこの感覚。なんなのでしょう、これは。わくわく、というものなのでしょうか。

町並みは、まるで小京都。ひしめきあった家々を縫うように続く道、商売という言葉はどこかに置いてきた乾物屋や花屋。穏やかな空気を吸い込んで、6人は並んでずんずん進みました。
途中、現地の方に道を教えていただいて、人って暖かい!などと、心打たれつつ。

平山美術館は船着場から歩いて7分のところにありました。
真新しい邸宅といっていいような外観。
平山郁夫といわれれば、ラクダに砂漠に月。幻想的で美しい世界を描く画家、と思っていました。
ただ、なんとなくひらべったいと思っていて、雰囲気そのものは好きなのですが、どこか私にはまだ染み透ってこない、とも思っていました。

今回その印象が、がらりと変わりました。
平山郁夫美術館には、彼の小学生の頃の作品から、最近のものまでずらりとありました。それほど大きくはない館内。しかし、平山郁夫さんのすべてを余すことなく伝えようという気迫がひしひしと感じられました。
あの凪いだ安らかな雰囲気の絵が、彼のすべてではなかったということです。(当然ですが)
はっとするほど、暗い絵もありました。ひょこっと、可愛い絵も見受けられました。
これらがあっての、あの凪いだ世界観。
私には、まだまだ到底理解できない境地のような気がしてきました。
そして、色の力。どうも、石(ラピスラズリや黒曜石など)から色を抽出しているようなのですが、あんなにきれいな色がこの世にあるのかと思われるほど強烈。
一時間ほどの観賞時間でしたが、有意義なものでした。


そこから、バスで10分。文化の香りを嗅いだ後は、自然を満喫しよう!ということでサンセットビーチへ!

浜辺の日光は、熱烈に私たちを出迎えてくれました。暑い、というより熱い。
そして、バーベキューの用意をしてくださっていたTさんと合流して、日除けをつくるということになったのですが・・・・
たて方を唯一知っているTさんが食材をとりにいっていていらっしゃらず、棒四本と、シートと、紐を前に、固まる6人。
若い者はまったくなんの案も浮かばず、役立たず(笑)、最終的にM先生が率先してたててくださいました。

浜辺でBBQ、何年ぶりでしょうか。採れたてのトマトやきゅうりも、また美味。
M先生とO君は、ビールが特に美味のご様子でした。

女の子3人は、海にはいる気まんまんでしたので、さっそくこの日の為に用意した水着を着て、
海に帰りますとばかりに足を海に浸し・・・・。
しかし、しょっぱなから足と上半身の体感温度の差に、おそれおののく3人。
なんとか、時間をかけ首まで海水に慣らしました。

そこから、遊水区域の中央あたりに滑り台が浮かんでいるのがみえました。(こういうアトラクション?は、私が小さい頃の海水浴場ではみなかった気がします。こうやって、海の中に目立つ目標を置くのは、もしかしたら事故を抑制する効果があるとかそういった目的があるのかもしれなませんね。)
人間は、山があれば頂上を目指すのです!あの滑り台に到達しなければ海にはいっている意味はないとばかりに、3人はあの陸を目指しました。クロール、平泳ぎ、犬かきなんでもあり!が、5mもいかずに挫折。
泳ぐこと自体5年ぶりな私が、足をつくことなしに遊水区域の中央まで泳ぎ切ることは到底できる気がしません。意外に遠いぜ、滑り台。
ということで、再度浮き輪とともにトライ。
三人で、協力しあい、たどり着きました!念願の滑り台!

近所の方でしょうか、50代くらいの方が、梯子を登ってきて、「若い子には負けていられないからね、いつも農業で鍛えているから腕力はあるんだ。」といっていました。私も何十年後かはそういう気概を持っていたいものです。
ただ・・・頑張った滑り台、かなり、痛かったです。摩擦が。焼けそうでした。滑るところの表面を水にまず濡らさなければならなかったのですね。まったく、痛いはなし。

こうやって、海と海の狭間で、ぼーっとしていると、小学生のころの伊豆旅行を思い出します。
可愛がってもらっていた従姉(美人)に手をひぱってもらって、必至にバタ足をしたこととか。
他の従兄弟には、一番私が小さかったのでよくからかわれていたこととか。

こうして、海を満喫して、最後、瀬戸田をぐるりと、Tさんの運転で一周しました。
「ここからの眺めが一番なんだよ。」と教えていただいた、スポットは、海と緑が溶け合いそうで溶け合わない
最高の眺めでした。

Tさんは、なんと瀬戸田がご実家ということで、お昼のバーベキューから、帰りのお見送りまで、何から何まで
もう、本当に感謝です!というくらい世話をしてくださいました。今回の夏の陣は、Tさんのおかげで何十倍も有意義になったのではないかな、と。この場をかりて感謝を述べます。ありがとうございました。


帰りの船の中、心地よい風に吹かれながら、適度な疲労感に包まれて、とろりとろりと、うたた寝したのでした。

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出陣、お帰りなさいませ
とても楽しい一日だったようで、よかったです♪私も参加したかったなぁ(海には……こーんな体型なので、水着にはなれなかっただろうけども)
いい思い出になったね。それに、きっとM先生もお喜びだったことでしょう(笑)
こういう行事?が増えるといいですな。
遠出じゃなくても、近場で飲みとかカラオケとか……みんなでわいわいできると楽しそうだよね。
まりこ 2008/08/09 15:09 編集
コメントありがとうー��
なかなか私は疲れの最中の遠足だったけれど、うん楽しかったよ�
ぜひにまりこさんも次の機会にはー�
いやいや、いい脚しているから水着でも大丈夫ー!(変態、セクハラ)
そうだね、カラオケや飲み会、みんなでわいわいが当然�っていう雰囲気がいいよね�それも押しつけない自然なかたちで…

倫理学研究室が活気づくと嬉しいですなー���
みおり 2008/08/10 02:27 編集
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プロフィール
HN:
miori
性別:
女性
自己紹介:
心底好きなものに通底しているのは、
繊細な生活描写や、くるくる目まぐるしく移り行く女の子たちの気分。苦悩に虚脱感を抱えつつそれでも心の繋がりを諦められない人間の生き様、そして触れ合うことの温かさと切なさ、等々です。

太宰治の苦悩を包むユーモアに溢れた短編、江國香織さんの空虚と切なさ纏った文章、梨木香歩さんの丁寧な生活描写は何度読み耽っても足りないくらい、吸収していたいもの。「ともだちは海のにおい」は忘れ難い居場所をくれた本でいつかクジラの口の中で本を読むこと、志しています。(本人はいたって真剣です。)
潔く柔く、3月のライオン、セーラームーン(多大な影響)、幽☆遊☆白書。従兄弟の家に平積みされていた桂正和さんの漫画(確かウィングマンと、電影少女)描かれた女の子の可愛さに、卒倒しかけました。漫画は何でも始終ウェルカム。
ジェイン・オースティンの読書会、ショーシャンクの空に、ヴァージン・スーサイズ。
ジブリの生活描写が堪らないです。目玉焼きのせた食パンの食べ方、キキが新しい生活を始める様、お弁当に桜でんぶ…ひとつひとつ身悶え。
最近ぽちぽち踏み入ったのはアニメの扉。
最近は、キルラキルに痺れ、凪のあすからに心奪われています。
椎名林檎、SPEED、BUMP OF CHIKEN思い入れ強く、強く好きです。
ゲームはRPG。FF8、逆転裁判3、幻想水滸伝2、テイルズはアビスとヴェスペリア、MOTHER2に変わらぬ愛。

どう考えても楽しいのは私だけな文が続きましたが(まずこのブログを観る人はいるのだろうか、そして誰がこの長いプロフィール欄に目を留め最後まで読むだろうかと)、いつか誰かが、わかる、良いよね!と、心の中で唱えてくれることを願って。

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