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広島の学生の日々は終わりました。今は高齢者の方々と関わる仕事をしています。それにしても、日々のツレヅレであることは、間違いありません。 
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きたる8月6日、平和記念式典に参列しました。昼には、ガイドさんに平和公園内の様々な碑の由来を教えていただいたり、被爆者の方々の手記を見たりしました。最後には、灯籠流しにも参加。充実していました!
朝6時半から夜の8時半あたりまで一日じっくり、身体を使いながら平和を考えることに向き合ったと、そう思います。

実は、この日に感じたことについてはなかなか筆が進みませんでした。それというのも、客観的に朝から夜まで何をしたのかは細かく書くことはできても、そこから感じたことは、あれほど強烈であったのにも関わらず(強烈だったから…なのでしょうか)、なかなか適当な言葉で、いいあらわせなかったためです。理由…にも、反省…にもしたてることができない…簡単には割り切れない感情がとめどなく、胸中渦巻きます。

ただ。
水を求める人に、死んでしまうからと、与えなかった。でも、救助活動の傍ら自分は水をたらふく飲んでいた。その人たちはみな苦しみながら死んでいった。飲ませてあげればよかった…と悔いる被爆者の手記。
八百人にものぼる人がまだひきとり手がみつからず平和公園の一画に埋葬されているという事実。

それらひとつひとつと向き合ったあの日に、平和への新たな決意が、渦巻く感情の中から湧き出たこと。
このことは、私の中で確固なことであるのです。

最後に。戦争について、平和について、考えるきっかけをくれたSKに、多大に感謝です。
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8/6
貴重な経験でしたね。
SKさん(ちゃん?)のブログでも、その日のことについて触れられていて、ふたりの行動力に感心していました。
上手く語れない感情を持つのも、仕方がないと思います。だって、あの日を体験した人が63年経った今でも、何と整理をつけてよいのやら迷っているのだから。

水を飲ませてあげればよかった、の裏には、自己嫌悪のような気持ちがあったこと、初めて知りました。
死んでいった方も生きのこった方も、つらい日だったのでしょう。

この記事を読んで、私も語ってみたくなりました。
まりこ 2008/08/18 05:00 編集
無題
うん、貴重な経験でした…

そうだね、何年経ても整理がつかない…ことなのだね…
戦争や平和の問題は、解決よりも答よりも何よりも、このいいようもない気持ちにたくさんの人が出会うこと。そのことが大切なことなのかもしれないね…私はまだまだ入り口だけれども…

いやいや行動力なぞ(汗)私はSKさんに引っ張ってもらっただけなのです。

まりこちゃんの想い、ぜひききたいです。

最後に、お願いがありますー!ブログのアドレスを、コメントや携帯メールどちらでもいいので教えてくれませんかー携帯からみたいので…。(ネットに繋がったパソコンが近くにないのです)

では、よろしくです
みおり 2008/08/18 14:04 編集
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プロフィール
HN:
miori
性別:
女性
自己紹介:
心底好きなものに通底しているのは、
繊細な生活描写や、くるくる目まぐるしく移り行く女の子たちの気分。苦悩に虚脱感を抱えつつそれでも心の繋がりを諦められない人間の生き様、そして触れ合うことの温かさと切なさ、等々です。

太宰治の苦悩を包むユーモアに溢れた短編、江國香織さんの空虚と切なさ纏った文章、梨木香歩さんの丁寧な生活描写は何度読み耽っても足りないくらい、吸収していたいもの。「ともだちは海のにおい」は忘れ難い居場所をくれた本でいつかクジラの口の中で本を読むこと、志しています。(本人はいたって真剣です。)
潔く柔く、3月のライオン、セーラームーン(多大な影響)、幽☆遊☆白書。従兄弟の家に平積みされていた桂正和さんの漫画(確かウィングマンと、電影少女)描かれた女の子の可愛さに、卒倒しかけました。漫画は何でも始終ウェルカム。
ジェイン・オースティンの読書会、ショーシャンクの空に、ヴァージン・スーサイズ。
ジブリの生活描写が堪らないです。目玉焼きのせた食パンの食べ方、キキが新しい生活を始める様、お弁当に桜でんぶ…ひとつひとつ身悶え。
最近ぽちぽち踏み入ったのはアニメの扉。
最近は、キルラキルに痺れ、凪のあすからに心奪われています。
椎名林檎、SPEED、BUMP OF CHIKEN思い入れ強く、強く好きです。
ゲームはRPG。FF8、逆転裁判3、幻想水滸伝2、テイルズはアビスとヴェスペリア、MOTHER2に変わらぬ愛。

どう考えても楽しいのは私だけな文が続きましたが(まずこのブログを観る人はいるのだろうか、そして誰がこの長いプロフィール欄に目を留め最後まで読むだろうかと)、いつか誰かが、わかる、良いよね!と、心の中で唱えてくれることを願って。

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