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広島の学生の日々は終わりました。今は高齢者の方々と関わる仕事をしています。それにしても、日々のツレヅレであることは、間違いありません。 
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友人から、ほどよい距離を保った関係であった人たち、3人が、それぞれ結婚し子供を出産したと、ききました。はやいね、驚いた、と私はあの頃と変わらない雰囲気で、反応しました。

また、ある友人は晴れて思う職につけたことを、正直に頬をほころばせて話してくれました。そこで、私はやったねぇ!と彼女と喜びをともにしました。

また、ある友人は、病と向き合っていました。うっすらと血管が透き通ってみえるような…顔がひんやりと青白かったけれど、現在病状は安定しているということでした。彼女は、あの頃と変わらない明るい声に笑顔を添えて、話してくれました。


そして、お見舞いからの帰り道、ふと携帯を覗いたら、顔見知りであったある人の訃報が、淡々とした正しい書式で、ぽつんと、そこにありました。言葉を、失えました。


みな、約23歳。

全て、とある平凡な朝からはじまった日に、切り取られ集約されたことども。

私は、浦島太郎でしょうか。情報の氾濫に、いえ、事実の羅列に、自身の時を、取りのがしそうになります。
ここはどこじゃ…、今はいづこじゃ…。

とはいえど、私も、今をまさに歩んでいるもの。
髭がはえたのも、れっきとした幻覚。

玄関を前に、"消耗"という言葉が頭をちらつきました。


やりたいことを、やる。

それだけのことが、難しく、それだけのことを、しないとどうなるか。

妙にぎらぎらとした生命力をそこに感じ、胸がざわつきます。
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無題
自分がもうすぐ23歳なのにびっくりします。
23年って長いね。

人との触れ合いは
やっぱり一番感じるものが大きいなと
思います。

みんな自分の人生を歩んでいるんだね。
SK 2008/09/07 04:01 編集
無題
何やらナーヴァスになっていたので、コメントしにくいアップになってしまったなぁと思っていたから、コメントしてくれてありがとう!

うん。23歳。はやいよね。

そして、何故こんなに、それぞれの道なのだろうって。
当然のことなのだけれど…(誰が不幸せで誰が幸せか…なんて決め付けは横暴だね。)
ただ、昔はほとんど皆が同じように歩いていたようにみえていたけれど、それがはっきりと違う道となったこと。
うむむ…

そうだね、人との関わりから得るものは本当に大きい。うん。
みおり 2008/09/07 11:49 編集
不思議な感覚
人生が集約されたような瞬間だったのですね。
23年。長いようで短い。ようでやはり長いのでしょうか。
私の友人も子供を授かり、結婚して……私の状況ですら数年前とは一変している。けれど変わるもの、そして変わらないものがある。
不思議な感覚ですね。

やりたいこと。それを為すこと。
そのための道はどこにあり、どの道を選ぶべきなのか……迷いますね。

なんだか、とりとめなくてごめんなさい。
でも、考えさせられるお話でした。
まりこ 2008/09/07 20:21 編集
無題
変わること…変わらないこと…不思議な感覚。そうだね、とても一言では形容できない…ね。

そう、集約されていました。とても。眠る前には、なんだかぽかんとしてしまって…心に空洞があいて、そこを風が通りぬけているみたいに。

23歳。長い…ようで短い…ようで長い。大抵の方にとっての、人生の4分の1であるわけだものね。


そうだね、道を迷う…迷いまくっています。若い時は悩むものだと、今ウルルン滞在記でいっていました(笑)

考えて悩んで、笑って楽しんで…恋して。
うむ。
みおり 2008/09/07 22:32 編集
無題
ぼんやり、ずっと記事が頭の隅にありました。みおりさんと感じ方、似てると思うし、なんかうまく言えなくて。
考えたことをすっ飛ばして書くと……。ぎらぎら生き急ぐのはたぶん私は苦手なので、虚ろな日々をとりあえず刻んでいこうかと思ってます。
もう暫くは考えてると思う。きっかけをありがとう。
ivory 2008/09/15 23:48 編集
無題
うまく、いえない時って、ある。うん。どうしても、まとまらない時。いいたいことが、分裂するとか、みえないとか・・・あって。

私も、ぎらぎら生き急ぐことは、だいぶ苦手です。どちらかといえば、のほほん、まったりの中に、みえない焦りがあるほうがよひのですが・・・・。
うん。私も、考えると思う。これからも。

最後に、感じ方が似てると思っていただけるとは!嬉しいですですです(照)
そして、このブログを読んで、考えてくれて、ありがとう。
miori 2008/09/16 12:37 編集
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プロフィール
HN:
miori
性別:
女性
自己紹介:
心底好きなものに通底しているのは、
繊細な生活描写や、くるくる目まぐるしく移り行く女の子たちの気分。苦悩に虚脱感を抱えつつそれでも心の繋がりを諦められない人間の生き様、そして触れ合うことの温かさと切なさ、等々です。

太宰治の苦悩を包むユーモアに溢れた短編、江國香織さんの空虚と切なさ纏った文章、梨木香歩さんの丁寧な生活描写は何度読み耽っても足りないくらい、吸収していたいもの。「ともだちは海のにおい」は忘れ難い居場所をくれた本でいつかクジラの口の中で本を読むこと、志しています。(本人はいたって真剣です。)
潔く柔く、3月のライオン、セーラームーン(多大な影響)、幽☆遊☆白書。従兄弟の家に平積みされていた桂正和さんの漫画(確かウィングマンと、電影少女)描かれた女の子の可愛さに、卒倒しかけました。漫画は何でも始終ウェルカム。
ジェイン・オースティンの読書会、ショーシャンクの空に、ヴァージン・スーサイズ。
ジブリの生活描写が堪らないです。目玉焼きのせた食パンの食べ方、キキが新しい生活を始める様、お弁当に桜でんぶ…ひとつひとつ身悶え。
最近ぽちぽち踏み入ったのはアニメの扉。
最近は、キルラキルに痺れ、凪のあすからに心奪われています。
椎名林檎、SPEED、BUMP OF CHIKEN思い入れ強く、強く好きです。
ゲームはRPG。FF8、逆転裁判3、幻想水滸伝2、テイルズはアビスとヴェスペリア、MOTHER2に変わらぬ愛。

どう考えても楽しいのは私だけな文が続きましたが(まずこのブログを観る人はいるのだろうか、そして誰がこの長いプロフィール欄に目を留め最後まで読むだろうかと)、いつか誰かが、わかる、良いよね!と、心の中で唱えてくれることを願って。

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