手が青葱のにほひ。

母から、荷物が届きました。

ごろっとした、ものが。
次から次へと出てきます。ごろっとしたものが。










計七個。

ついたと報告の電話をしたら、美味しいから、とにかく食べなさい！
といわれました。ビタミンＣは、身体にいいのだから！

ありがたくいただきます。

しかし、これは、なんなのでしょうか、いったい。
片方の手のひらだけでは、持てないくらいビッグ。



だいたい、柑橘系はそのまま食べることに飽きると、
砂糖漬けにするので、今回もそうすることに。
しかし、これはビッグなオレンジだからな！ビッグにいかないと！と
、調子こいていたら、蜂蜜いれすぎました。

柑橘の味がしない。
いや、蜂蜜の味しかしない。
これはまずい。

そうだ！
固めれば、甘さひかえめになりますわな。









でん。

ほらほらシャーベットですよ。
自己満足。



ただ固めただけの代物を、どうだ！とまでに
掲載するのは、恥ずかしくなくもないのですが。
しかし、そうだ！固めよう！で、意外と、うまくいった！
このことに、ここの人はえらく、考えさせられています。


私は、お菓子作りが、めっぽう、駄目だめです。
お菓子をつくると、もうこれこそ、これこそ食べたいもの！という気持ちが
ずんずん膨らんできます。
それも、根気のいる作業だからか
精神を張り巡らせて（私は）つくることになります。
これが悲惨な末路につながることが、多々ある。


小学校１年生の頃、母の手作りケーキが乗っていたまな板に
肘があたって、
ケーキを机から落下させたあの不慮の事故。
ケーキを心から楽しみにし、
全神経をそのケーキに集中させていたというのに、
身を乗り出しすぎて、落下させてしまったあの瞬間。
落ちていく様を、今でも、覚えています。


もうこれしかないという、
執着を持てば持つほど、
駄目にする確率が
ぐんと高い。


この前は、懇切丁寧に切った青ねぎを
タッパーにうつしかえた瞬間に、床にぶちまけました。

ねぎ、好きなのです。75円の青ねぎ。
久しぶりの青ねぎだったのです。
あれがあると、豆腐も、納豆も、ぐんと味が引き立ちますよね。
卵焼きにいれたりもできますね。
和風パスタにも、丼物にも、ふりかければ、あら不思議。

あぁ。当たってもいない三億円の使い道を考えた時のように、
虚しくなってきましたYO、なんだか！


あ！固めよう！
みたいな思いつきで、ほいほい
進んでいく方が、
うまくいく。そういうことが多々あるわけですね。


私の青ねぎ、今いづこ。（掃除機ですいとりましたけれどね）
シャーベットをぼりぼり貪り
青ねぎを、一人思います。