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広島の学生の日々は終わりました。今は高齢者の方々と関わる仕事をしています。それにしても、日々のツレヅレであることは、間違いありません。 
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実家に帰ってきました。

静かです。
父も母もお犬様も非常に喜んで迎えてくれました。

が、大猫様だけは、一人庭にぽつねん、としていらっしゃいます。いや、まるまると座布団くらいの大きさになる大猫様(父いわくデブ猫…)ですから、ずーんと、そのありあまる重量感を背中で語りながら、鎮座されています。
まるで、私には気がついていないようです。完璧、無視、圏外、虫ケラ扱い(笑)

母いわく、毎晩彼はお月見なのだそうで。

横に行って、目線を追えば、庭よりむこう、雑木林のあたり。ただじっとみつめていました。やはりお月見…ではないご様子。母のロマンチシズムにあやうく丸め込まれるところでした。

視力0.3をきる私は、影の中をうごめく存在には全く関心をよせることができず。山の裾にひっそりと佇む、これから満月を迎える月を眺めます。

ただうちの庭からみる空は、左右には隣家が立ち並び、眼前には山がのっそりと迫っているので、とても狭いのです。極めつけに、月の斜め前に街燈が煌々とだいだい色に輝いて、月光を書き消しています。風流には程遠く、甘美な空想なぞ掻き立てもしません。

ただ…周りを囲まれ、街燈の色に染められながら、ぼへーっと猫と二人月をみていると…箱庭の中にいるみたいだ…などとひょいっと思い付きまして。その思い付きに意味をまったく見出だせず、一人照れ笑いでした。恥ずかしながら私こそ、ロマンチストであります。

…庭でぼったってにやにや笑っている人がいたら、ちょっとこわいですね。



本当に久しぶり(GWも春休みも帰らなかったので)の我が家をいっぺんに吸い込むと、変わっていく、この家にも私にも気がつかされて、これまた胸の痛みとともに照れ笑いです。

久しぶりの長い帰省。父が、『リン(お犬様の名)は不死身だと思っていたのだけどなぁ。』といった時、不死鳥じゃあるまいし!といいながら、私も、沢山の当然を抱え込んでいたことを、痛感しました。ずっとこのままのここではないこと、ひしひしと感じています。
やはりお犬様は苦しそうですし、父にも母にもこのでっぷりした猫様にも、それぞれの変化が、みえます。

今だからこそ、大切に、噛み締めるように、ここでの日々を過ごしたく思う次第であります。



最近、書き始めたら終わらずついつい長くなってしまいます(汗)明日からは厭きられないように、できるかぎり小出しにいたします(笑)
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昨日のブログを、寝入ってからもう一度読みなおしてみますと、誤字脱字の多いこと、多いこと。一物の不安なんて、一抹だろうという…でもなんだか意味は通りそうですね(笑)って笑うところではない。

8月6日には、平和記念式典に出向いたのですが、このことについてはもっとしっかり書きたいので、後日に。

今日は長崎の日、ですね。
私は空をみることが好きです。ひとりっこは最初に空と出会うと、谷川さんがいっていましたが…

高校の頃、登山部だった私は、うまれてはじめて雲海をみました。上から雲を独り占めいたしました。

母はこの前黒部へ行き、ロープウェーで、山を登り雲海を眺めたそうです。感動だったそうな。今はそんなに簡単に、あの何よりも贅沢な景色をみることができるのか…と少し切なくなりました…が、身体が不自由な方にはいいですね。

突然空の話しとなったのは、mixiというインターネット上のコミュニティで、空が好きな人たちの掲示板?のようなものがありまして。その内容は8月6日と9日、撮影した空をアップしてその場所と平和を思った一言を書くというもの。曇った、澄んだ空に思いが乗っておりました。

空が皆をつないでいる、ですね。

空は、そら、あき、くう、と様々な読み方と意味がありますが、糸井さんが日本人が一番出会う漢字なのではないかと書かれていました。あながち嘘ではないのかもしれません。(疑っていたわけではなく)
書くことはたくさんあった一週間だったのに、
私の脳内機能がまったく停滞していました。
(最近言い訳から文章はじめることが大半な気が・・・気のせいですね、気のせい。)


さて、夏、といえば、海!海といえば、ビーチ!眩しい太陽、青い空、青い海!
ということで、行ってきました。倫理学研究室、夏の陣in瀬戸田。(追記:よくかんがえてみれば、inですよね。)

朝、8時5分集合!という、私には一物の不安を覚える集合時間でしたが、
前日に小学生の遠足並みにしっかり準備をしていたので、家を出る時間5分前起床でもぎりぎりセーフ。(乙女として、5分しか準備がかからないというのは恥ずべきことのような気もしなくはない・・・です。)

バス、電車、船と乗りついで、約一時間半で到着。レモンの産地、瀬戸田!
今回のメンバーは、M先生を筆頭とし、DのTさん、M1のO君、Kさん、3年生のMさん、2年生のN君、そして私。

まずは、予定通り、平山郁夫美術館へ。照りつける日光も、どこかしら、そわそわ。
忘れていたこの感覚。なんなのでしょう、これは。わくわく、というものなのでしょうか。

町並みは、まるで小京都。ひしめきあった家々を縫うように続く道、商売という言葉はどこかに置いてきた乾物屋や花屋。穏やかな空気を吸い込んで、6人は並んでずんずん進みました。
途中、現地の方に道を教えていただいて、人って暖かい!などと、心打たれつつ。

平山美術館は船着場から歩いて7分のところにありました。
真新しい邸宅といっていいような外観。
平山郁夫といわれれば、ラクダに砂漠に月。幻想的で美しい世界を描く画家、と思っていました。
ただ、なんとなくひらべったいと思っていて、雰囲気そのものは好きなのですが、どこか私にはまだ染み透ってこない、とも思っていました。

今回その印象が、がらりと変わりました。
平山郁夫美術館には、彼の小学生の頃の作品から、最近のものまでずらりとありました。それほど大きくはない館内。しかし、平山郁夫さんのすべてを余すことなく伝えようという気迫がひしひしと感じられました。
あの凪いだ安らかな雰囲気の絵が、彼のすべてではなかったということです。(当然ですが)
はっとするほど、暗い絵もありました。ひょこっと、可愛い絵も見受けられました。
これらがあっての、あの凪いだ世界観。
私には、まだまだ到底理解できない境地のような気がしてきました。
そして、色の力。どうも、石(ラピスラズリや黒曜石など)から色を抽出しているようなのですが、あんなにきれいな色がこの世にあるのかと思われるほど強烈。
一時間ほどの観賞時間でしたが、有意義なものでした。


そこから、バスで10分。文化の香りを嗅いだ後は、自然を満喫しよう!ということでサンセットビーチへ!

浜辺の日光は、熱烈に私たちを出迎えてくれました。暑い、というより熱い。
そして、バーベキューの用意をしてくださっていたTさんと合流して、日除けをつくるということになったのですが・・・・
たて方を唯一知っているTさんが食材をとりにいっていていらっしゃらず、棒四本と、シートと、紐を前に、固まる6人。
若い者はまったくなんの案も浮かばず、役立たず(笑)、最終的にM先生が率先してたててくださいました。

浜辺でBBQ、何年ぶりでしょうか。採れたてのトマトやきゅうりも、また美味。
M先生とO君は、ビールが特に美味のご様子でした。

女の子3人は、海にはいる気まんまんでしたので、さっそくこの日の為に用意した水着を着て、
海に帰りますとばかりに足を海に浸し・・・・。
しかし、しょっぱなから足と上半身の体感温度の差に、おそれおののく3人。
なんとか、時間をかけ首まで海水に慣らしました。

そこから、遊水区域の中央あたりに滑り台が浮かんでいるのがみえました。(こういうアトラクション?は、私が小さい頃の海水浴場ではみなかった気がします。こうやって、海の中に目立つ目標を置くのは、もしかしたら事故を抑制する効果があるとかそういった目的があるのかもしれなませんね。)
人間は、山があれば頂上を目指すのです!あの滑り台に到達しなければ海にはいっている意味はないとばかりに、3人はあの陸を目指しました。クロール、平泳ぎ、犬かきなんでもあり!が、5mもいかずに挫折。
泳ぐこと自体5年ぶりな私が、足をつくことなしに遊水区域の中央まで泳ぎ切ることは到底できる気がしません。意外に遠いぜ、滑り台。
ということで、再度浮き輪とともにトライ。
三人で、協力しあい、たどり着きました!念願の滑り台!

近所の方でしょうか、50代くらいの方が、梯子を登ってきて、「若い子には負けていられないからね、いつも農業で鍛えているから腕力はあるんだ。」といっていました。私も何十年後かはそういう気概を持っていたいものです。
ただ・・・頑張った滑り台、かなり、痛かったです。摩擦が。焼けそうでした。滑るところの表面を水にまず濡らさなければならなかったのですね。まったく、痛いはなし。

こうやって、海と海の狭間で、ぼーっとしていると、小学生のころの伊豆旅行を思い出します。
可愛がってもらっていた従姉(美人)に手をひぱってもらって、必至にバタ足をしたこととか。
他の従兄弟には、一番私が小さかったのでよくからかわれていたこととか。

こうして、海を満喫して、最後、瀬戸田をぐるりと、Tさんの運転で一周しました。
「ここからの眺めが一番なんだよ。」と教えていただいた、スポットは、海と緑が溶け合いそうで溶け合わない
最高の眺めでした。

Tさんは、なんと瀬戸田がご実家ということで、お昼のバーベキューから、帰りのお見送りまで、何から何まで
もう、本当に感謝です!というくらい世話をしてくださいました。今回の夏の陣は、Tさんのおかげで何十倍も有意義になったのではないかな、と。この場をかりて感謝を述べます。ありがとうございました。


帰りの船の中、心地よい風に吹かれながら、適度な疲労感に包まれて、とろりとろりと、うたた寝したのでした。

熱い日々が続きますね。
夏休みにはいって、気が抜けそうですが、やることは、たくさんあるのでひきしめていきたいと思います。

さて、最近宮島に行きました。
あの朱色の、大鳥居の宮島に。

実は、私、宮島6、7回目でありまして。
フェリーのどちらから鳥居がみえるかとか、厳島神社の拝観料はいくらかとか、
あなごめしはどこが美味しいかとか、水族館はどこにあるのかとか(もちろんはいったこともあります)それなりに知っている、
ま、宮島中級者だと自負していたのですが。

この傲慢さも、よくなかったのでしょうか。
厳島神社にはいった瞬間に、大雨、いかづち、突風に襲われました。


ついさきほどまで、照りつける日光に、溶けそうでした。
皆あついあついと口ぐちにいい、その横で鹿がかばんに差し込んであったパンフレットを奪い取り、かみ砕いていました。
それが、廻廊を歩けば横なぐりの風、轟く空をみあげれば一筋の稲光。
瞳を輝かせて、外を眺める観光客もいましたし、大雨の中を平舞台に飛び出て写真撮影する方もいました。
しかし大方の人々は、一番風のあたらない中心部分に固まって、すぐやむすぐやむと、座り込んでいました。


後に、もみじまんじゅうを販売していたアイシャドウがブルーなおばさんとお話をしたところ、
この三日間雨は降っているが今日は特にひどかったとのこと。
いつも一時に降るというのに、今日は三時だったのよね、とのこと。

宮島に祭られている神は、天照大神が須佐之男命と勝負した時に、彼の十拳剣から産んだ三人の女神だったと思うのですが、彼女たちの御怒りでもかったのでしょうか。

ただ、宮島の新しい風景を観ることができたのも事実。
宮島をあなどっていた・・・と帰り道、反省しました。


おはようございます。お久しぶりです。

風邪をひいていたり、そのせいでやるべきことが溜まって忙しくなったり、実家から友達が来てくれたり(これは嬉しかったです)、で怒濤でした。(言い訳)


さて、父が7月28日に、還暦を迎えました。
お祝いの電話をしたところ、帰ったらご馳走が用意されていたようで、電話の向こうではしゃいでいました。来年の母の還暦祝い(8月)には、今から(!)お金を貯めて、外食につれていくのだそうです。さぞかし高級なレストランに連れていってもらえるに相違ない(笑)

後に母からきいた話しによりますと、ただ好物を右から左ずらっと並べただけなのだそうで。父の好物は茶碗蒸し、冷や奴やそうめんなど、安上がりなものが多いのですが…あんなに嬉しそうに馳走だ馳走だ!という父を思い出すと、母の気持ちが嬉しかったのかなと思います。

意外に仲がよかったのだ…と、娘はなんだかほっとしました。(ここで、こんなことを書いていいのか、悩みますが(笑))



父は、奔放な性格なうえ、子供とどう接したらいいかがわからない人だったようで、幼い頃私は大抵放っておかれました。そして、父には甘えない、可愛くない娘ができあがりました。
後に、照れ屋なだけであって、本当は優しいのだということを、私も成長して、わかってきたのですが、今でも相談ごとはほとんど母にします。
こういうなかなか素直になれない性格、父に似ているのかもしれませんね。


とはいっても、大学院まであげてくれたこと(いろいろと苦労をかけています)、結婚式だけは盛大にやるのだ!と既にいってくれていること(母には気がはやいとか、そんなお金はないだろうとかつっこまれていますが(笑))、演歌や歌謡曲入りのメッセージを携帯に残してくれること(何か重大なことがあったのではないか?と心配してメッセージを聴くと、高校三年生を歌った父の声。またか…と思いながら、元気か気にかけてくれているのだなと。しかしなぜ、高校三年生?)、何より60年の歳月、生きてくれたことを、心から感謝しています。




いささか個人的ではありますが、記念とする為に書かせていただきました。ありがとうございました。

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HN:
miori
性別:
女性
自己紹介:
心底好きなものに通底しているのは、
繊細な生活描写や、くるくる目まぐるしく移り行く女の子たちの気分。苦悩に虚脱感を抱えつつそれでも心の繋がりを諦められない人間の生き様、そして触れ合うことの温かさと切なさ、等々です。

太宰治の苦悩を包むユーモアに溢れた短編、江國香織さんの空虚と切なさ纏った文章、梨木香歩さんの丁寧な生活描写は何度読み耽っても足りないくらい、吸収していたいもの。「ともだちは海のにおい」は忘れ難い居場所をくれた本でいつかクジラの口の中で本を読むこと、志しています。(本人はいたって真剣です。)
潔く柔く、3月のライオン、セーラームーン(多大な影響)、幽☆遊☆白書。従兄弟の家に平積みされていた桂正和さんの漫画(確かウィングマンと、電影少女)描かれた女の子の可愛さに、卒倒しかけました。漫画は何でも始終ウェルカム。
ジェイン・オースティンの読書会、ショーシャンクの空に、ヴァージン・スーサイズ。
ジブリの生活描写が堪らないです。目玉焼きのせた食パンの食べ方、キキが新しい生活を始める様、お弁当に桜でんぶ…ひとつひとつ身悶え。
最近ぽちぽち踏み入ったのはアニメの扉。
最近は、キルラキルに痺れ、凪のあすからに心奪われています。
椎名林檎、SPEED、BUMP OF CHIKEN思い入れ強く、強く好きです。
ゲームはRPG。FF8、逆転裁判3、幻想水滸伝2、テイルズはアビスとヴェスペリア、MOTHER2に変わらぬ愛。

どう考えても楽しいのは私だけな文が続きましたが(まずこのブログを観る人はいるのだろうか、そして誰がこの長いプロフィール欄に目を留め最後まで読むだろうかと)、いつか誰かが、わかる、良いよね!と、心の中で唱えてくれることを願って。

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